​中庭を挟んだ二世帯住宅

セキュリティを重視しつつ、内部に開放的な中庭を挟んだ二世帯コートハウス。

東京都練馬区

隣地側や道路側の外壁面には防犯性を考慮して必要最小限の開口部を設け、大きな開口部は外部から覗かれない中庭に面して設けて採光と通風を確保しました。
洗濯物もこの中庭に干すことで外からの視線を遮ります。
さらに1階部分の開口部ガラス全てには飛散防止フィルムを貼り、中庭に面する引き違いサッシには折り畳み式の雨戸を設置して防犯性を高めました。

敷地が65坪と都心としては比較的広く、角地による建築面積の緩和も含めた建ぺい率の60%を最大限活用して出来る限りのスペースを1階に配したプランにしたため、2階には3人の子供室だけの限りなく平屋に近い2階建てとなっています。
全体の平面計画としては、Fの字型をひっくり返した1階にLの字型の2階を乗せたプランとなっています。
そのため、残りの敷地40%のほとんどはふたつの中庭と駐車スペースという外部空間で占められており、将来自家用車を手放した際には、駐車スペースを無くして中庭を拡張出来るようになっています。

親世帯と子世帯の生活スタイルが異なるので、玄関をはじめ浴室、キッチンなどの水廻り設備をそれぞれ別々に設けた分離型二世帯住宅となっており、内部での往き来が出来るようにしました。
また、家族7人分の自転車があることから自転車置き場を兼ねた広い玄関ガレージを設け、中庭とこの玄関ガレージとがひとつの大きな外部空間となって奥行きのある広がりを持っています。

工事規模 敷地面積:217.32㎡ / 建築面積:-㎡ / 延床面積:165.62㎡
構造 木造・地上2階建て
竣工時期 2013年3月
予算 -万円
施工会社
用途 住居
設計デザイナー 三浦尚人

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