東京都
敷地は、住居系と商業地域の境にあることから、オフィスや商業施設、高層マンション、戸建住宅が混在し、前面道路も通過交通の激しい場所です。
20坪と決して広くない敷地に、様々の方向から視線が集まるため、光と風を通すように納めた半透明の波板ガラスで覆い、住空間を外部視線から守りました。
内部構成は、1階から2階の1部までが親世帯、2階の1部から屋上の芝庭までが夫婦・子供1人の子世帯です。
小さな面積に空間の動きや開放感をつくるため、スキップフロアを採用して、各室の視線レベルを変え、各室の仕切りを最小限にしました。
周囲の視線を遮るために設けた波板ガラスの奥は、吹抜けとバルコニーがあり、光と風の通り道になっています。屋上は、手すり壁を高くして周囲の視線を遮り、唯一ひらけている空を独り占めです。
天気の良い日は空の下で外ごはんを楽しみ、お子さんと一緒に露天風呂に入っているそうです。
都市型住宅でもこんな自然の楽しみ方があり、自宅に居ながらちょっと贅沢な気分になります。
これが大切!
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