借景を取り込む家

都立公園の入り口につながる幅員が4mに満たない北側道路に面して建つ住宅です。

東京都練馬区

この住宅の建て主さまとは土地探しから携わってきました。当時同じく都立公園近くのマンションに住んでおり、環境の良さからこの住み慣れたこの場所に家を建てたいとの理由でこのエリアでの土地探しを始めました。

なかなか条件に合う土地が見つからずにいましたが、ちょうど公園近くに古家が建つ敷地70坪の土地をおよそ30坪と40坪の2区画に分筆する形で売りに出されていました。
すでに30坪のほうは売却済みでしたが、幸いにして40坪のほうがまだ残っていたので、早速建て主さまと一緒にその土地を見に行き、建て主さまは公園が近くて緑も多く、最寄駅からも近いということで大変気に入り即決しました。
まだ木造2階建ての古家が解体される前だったので、内部を見せていただき2階からの眺め等をチェックし、外部空間をどう内部に取り込み快適な生活を送るかをテーマに設計をしました

周りには驚くほど緑が豊かに残っており、傾斜によって敷地から東側の公園に向かって低くなっているため2階北側のテラスからは隣家の庭や公園の樹木が借景として眺めることができ、あたかも公園が自分達の庭であるような気分にさせてくれます。
また、2階北側テラスの道路側に面する部分をアルミアングル材によるルーバーで覆うことで内外に対して圧迫感を与えずに風を通しつつプライバシーも確保しています。
見晴らしの良い2階にリビング・ダイニング、1階のプライベートスペースを真ん中に配した廊下と階段でつなぐプランになっています。

工事規模 敷地面積:137.53㎡ / 建築面積:-㎡ / 延床面積:132.50㎡
構造 木造・地上2階建て
竣工時期 2005年11月
予算 -万円
施工会社
用途 住居
設計デザイナー 三浦尚人

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