静岡県
阪神大震災を経験された建築主の要望は、傾斜地にとにかく頑丈な家を建てたいと言うことでした。
でも・・・・・・眺望の良いこの土地の魅力を充分に引き出した計画であることが絶対条件!
そこで頑丈な基礎の上に外観は単純で安定形状のコンクリートのボックス型建築を想定。しかも建築基準法の2倍以上の強度を設定しました。
この傾斜地の勾配から計画すると、アブローチは3階に玄関を作ることになります。たとえ斜面が地滑りを起こしたとしても支障のない構造強度とし、玄関へのアプローチも建物からハングした吊り橋型としました。
これならば、入り口部分の道路が変形したとしても建物に損傷はありません。また、風当たりの強い傾斜地では、思い切り開放的に窓を開けられる日は限られてしまいます。
そこでコンクリートボックスの中には、外からは思いも寄らないような風の日も雨の日も・・・台風の日も・・・・!空と海が同時に見渡せるインナーテラスを組み込みました。
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