ろじにわの家/十色ハウス

ベネチア『カンポ』からヒントを得た、「ろじにわ」を擁した集合住宅。

東京都新宿区四谷

四谷四丁目のこの界隈は、道路幅が4mに満たない細い路地が多く、住宅がひしめきあっています。都会の住宅密集地でも、自然の光や風を取り入れて暮らすこと、また、新築の建物によって周辺の環境に悪影響がないことを考え、細い路地に広がりが生まれるような、ふっと視界が開けるスペースを『ろじにわ』として設けました。中に暮らす10軒の住人をつなぐだけでなく、四季を感じる樹々が街の借景となり、ときにアートイベントやワークショップなどで街へ広がっていくコモンスペースとして、街ゆく人、街に暮らす人との関係をゆるやかにつなぎます。『ろじにわ』の樹々は、赤や黄色に色づくもの、花が咲くもの、香りのするものなどを植え、通路の踏み石以外、できるだけ地被植物とし、四季を通じて五感で楽しめる庭としました。

工事規模 敷地面積:243.84㎡ / 建築面積:133.10㎡ / 延床面積:349.88㎡
構造 木造・地上3階建て
竣工時期 2018年3月
予算 -万円
施工会社 リンク・パワー株式会社
用途 集合住宅+長屋
設計デザイナー 木戸扶紀子

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