東京都新宿区四谷
四谷四丁目のこの界隈は、道路幅が4mに満たない細い路地が多く、住宅がひしめきあっています。都会の住宅密集地でも、自然の光や風を取り入れて暮らすこと、また、新築の建物によって周辺の環境に悪影響がないことを考え、細い路地に広がりが生まれるような、ふっと視界が開けるスペースを『ろじにわ』として設けました。中に暮らす10軒の住人をつなぐだけでなく、四季を感じる樹々が街の借景となり、ときにアートイベントやワークショップなどで街へ広がっていくコモンスペースとして、街ゆく人、街に暮らす人との関係をゆるやかにつなぎます。『ろじにわ』の樹々は、赤や黄色に色づくもの、花が咲くもの、香りのするものなどを植え、通路の踏み石以外、できるだけ地被植物とし、四季を通じて五感で楽しめる庭としました。
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