北上尾の家

十年以上も前の大工さんから推薦され作ることになった、大きな敷地に建つ東南に朝日が入る大きな開口部がある住宅。

埼玉県上尾市

北側に大きな屋敷林を有した、古くからある敷地で、ご両親の住む母屋の敷地の一角に建つ家です。

建物は、南側を日本に古くからある入母屋の屋根を大きく広げ、母屋屋根の高窓から廊下に光を落とし、北側は切り妻の大屋根とする平屋建ての家です。
東南の角に開口部を大きく設け、朝日が入るだけでなく、ダイニングから母屋の状況が分かるようにしています。南側の掃き出し窓は全て、引き違いのサッシの半分を壁の中に入れ、障子と共に引き込み戸としています。

ここの建て主さんが、設計者としての私を知っていただいたきっかけは変わっています。
母屋のリフォームで、手伝いで来た大工さんに薦められてのことだそうです。その大工さんは、十年ほど前にある住宅の工事で一緒だった方で、私も現場で建築の議論を楽しく交わしたことを覚えていました。お母さんが、娘さんの家のことで聞いてみたら、私共のことを薦められたとのことでした。それで娘さん夫婦が、ホームページを見て気に入って、声をかけていただいたようです。これまで工務店さんに、建て主さんを紹介されてということは何度かありましたが、全くの渡り職人の、しかも十年以上も前の大工さんから推薦されたのは初めてでした。

工事規模 敷地面積:-㎡ / 建築面積:-㎡ / 延床面積:148.23㎡
構造 木造・平屋建て
竣工時期 2009年
予算 -万円
施工会社 ODA建設
用途 住居
設計デザイナー 藤原昭夫

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