千葉県船橋市
構造が壁構造の建物の為、間取りの中央に構造体のコンクリート壁があり内部空間は
コンクリートの壁により4つのスペース分れていた。
取り去ることが出来ないコンクリートの壁を残したままのリノベーションが
どういったモノになるか少々心配ではあったが、
木軸の解体出来る壁を壊し・コンクリート壁の仕上げを剥がし
内部建具とその枠を全て取り去り・コンクリートの壁をむき出しにすることで
個々の個室として区切られていた空間は一体化し、
コンクリートの壁はワンルームを程よく仕切る存在感のあるパーティションの様な存在に生まれ変わった。
玄関に入ると正面にディスプレー空間としての「床」が見渡せる。
視線は住空間の奥まで届き広がりを感じながらも、プライベートを確保している。
ダイニングキッチンは、限られた空間を効率的に仕切り生活感を感じさせない構成になっている。
オリジナルのキッチンとダイニングテーブルは、床のフローリングと同じナラの無垢材で作り付けられ素材の一体感が空間を引き締めている。
リビング横の書斎は小上りとなっており、床下は大きな引き出し式の収納になっている。
このスペースはバーチカルブラインドで仕切り、寝室としての利用も可能になっている。
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