担懐居

豊かな空間が内部に広がる、プライバシーを保った平屋建ての住まいです。

群馬県館林市

廻りの視線を気にせず生活できる住まいをということで、外周壁には中を伺わせる開口部を殆ど設けず、門も塀も低く抑えて、玄関ドアまでは中を見せて、迎え入れるようにしています。
屋根に見える立ち上がり壁は複雑になる屋根勾配を単純化するために設けたもので、昔からある卯建つのデザインを踏襲しています。
物干し場も、風は通しても中は見えない格子で囲われています。
外周の殆どが壁でも、中央に大きな中庭を設けてあり、居間食堂始め殆どの居室の開口部がその中庭に開かれているため、開放的な住まいになっています。
広い中庭は、屋外での食事スペースや子供達の遊び場や小さな菜園もあります。でも周囲の近隣からは四方に屋根があるため、全く覗かれません。
奥に見える格子壁は自転車置き場で、向こうからこちらは見えませんが、帰ってきた気配は居間から分かります。
その隣の木製引き違い戸は車庫に通じていて、中庭の工事や引っ越しの物の出し入れに使用されます。
居間を通らず和室に入れるようにもなっていますが、仕切りの襖を全て引き込むと居間と一体空間になります。
夜でも、ブラインドを上げておくと子供室から居間の様子が見え、居間からも子供室の様子が分かります。

工事規模 敷地面積:557.73㎡ / 建築面積:-㎡ / 延床面積:236.24㎡
構造 木造・平屋建て
竣工時期 2015年
予算 -万円
施工会社 河本工業株式会社
用途 住居
設計デザイナー 藤原昭夫

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