上越M

豪雪地の極端に細長い敷地に中庭と吹抜けをつくる。

新潟県上越市

雪のまち新潟県上越にある、雁木の残る通りに面したところに位置する親子3人のための住宅です。

3方向を隣家に挟まれる、間口3.9m×奥行き25mと極端に細長い敷地であり、集団除雪の時しか雪下ろしをしてはいけないため積雪荷重2mの条件を求められる条件から、余白を作らず敷地いっぱいに計画した細長い2層分の大きな箱の中に、浮遊した3つの個室と光庭と吹き抜けを組み合わせることで、どの季節であっても光と風を取り込む快適な住環境を作っています。

通年に渡って要求を満たす外部と対照的に、内部は生活していく上で必要なモノのベースまでとする必要十分にこだわり、日曜大工が趣味のご主人がつくる部分も計画した、ローコストを突き詰めています。

駅から続く商店街の中に位置するこの住宅では、近隣から続く路地を繋ぐ習慣があり、建物の外観と周囲に溶け込む雁木をつくっています。

工事規模 敷地面積:97.50㎡ / 建築面積:64.35㎡ / 延床面積:107.90㎡
構造 木造(木造軸組工法)・地上2階建て
竣工時期 2005年8月
予算 -万円
施工会社
用途 住居
設計デザイナー 一條 美賀 + 一條 太郎

コメントを残す

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP